事例紹介3「自分史を出版したMさん」
2018年05月17日(木)
発達支援教室エレファース及びエレファース進学塾での経緯
Mさんは、3歳の時に発達支援教室エレファースに御入会されました。エレファースでの学習が「初めての学習」で、クレヨンを持つこと、学習態勢を形成することが授業の中心でした。まさにSEOLEOのオリジナルメソッドによる基礎認知教育、文字・数・ことばの学習をリズムに乗って、楽しく繰り返し繰り返し積み上げてきました。普通幼稚園から公立小学校の普通学級に進み、とても意欲的にクラスに参加していらっしゃいました。中学校以降は養護学校(現・特別支援学校)に進まれ、クラブ活動や生徒会活動、学校行事、就職準備にも大変積極的でした。卒業後、16年間一部上場企業にて業務に携わり、ご家庭から独立してグループホームに入られてからは就労継続支援B型の作業所で活躍していらっしゃいます。30歳の時には自分史を出版し、一つの生き方を著しました。
担当講師の見解
Mさんは自由奔放で明るく活発、その分授業態勢形成には少し時間がかかりました。発達指数的にもダウン症として決して高い方ではなく、ひらがなの習得も小学校4年生の時と早くはありませんでしたが、ご本人の興味と大らかな家庭環境により、好きなことには集中し、年齢を重ねるに従い、どんどん力を発揮していきました。今ではメールの送信、スマートフォンを使いこなす、買物や交通機関の利用等、社会スキルはかなり高いものを持っていらっしゃいます。仕事にも余暇活動に
も今尚益々、意欲的且つ積極的です。
診断
ダウン症
進路状況
就学前 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 専門学校・大学 | 就職 |
私立幼稚園 | 公立小学校 (普通級) |
公立養護学校 (中等部) |
公立養護学校 (高等部) |
企業就労⇒就労継続支援B型 |
*イニシャルは本人のプライバシー保護の観点から実名とは異なります。