事例紹介6「特別支援学校普通科から企業就労」

2018年05月22日(火)

発達支援教室エレファース及びエレファース進学塾での経緯

Eさんは、特別支援学校高等部の時にエレファース進学塾に入会されました。それまではエレファース進学塾のことはご存じなかったとのことです。実はEさんは都立職業学科(現・東京都立知的障害特別支援学校高等部就業技術科)を受験されましたが、残念ながら合格には至らなかったそうです。当教室と致しましては、中学3年生の受験の時にサポート出来ていたらと悔やまれました。ですがEさんは飽くまで企業就労(障がい者枠での就職)を希望していらっしゃいましたので、エレファース進学塾ではご希望が実現するようにと、教科学習はもとより、資格試験への挑戦、面接練習、実習サポートを綿密に行っていきました。幸い実習先では好印象を持たれ、実習は順調に進んでいきました。
しかし高等部3年生の秋、いざ内定という段階になると、なかなか良い返事が得られず、より実践的なサポートをということで、エレファース進学塾の運営母体である株式会社SEOLEOでの職場体験への参加をお勧めしました。挨拶、「仕事をする」という意識の形成の他、様々な課題を6週間に亘りサポートし、その結果、企業就労(障がい者枠での就職)への夢を果たされました。

担当講師の見解

Eさんは、とても穏やかな生徒さんです。学習には誠実に取り組みましたので、日頃の授業は充実したものでした。しかし、その穏やかさからくるソフトタッチな印象が、「仕事への意欲の欠如」とマイナス評価されてしまうことが難点でした。株式会社SEOLEOでの職場体験でも大変真面目に取り組まれましたが、手先指先への力の入れ方、体の機敏な動き、という点では充分とは言えませんでした。しかし、Eさん本来の大変素直性格が功を奏し、Eさんは理解できるように注意を促されると見る見るうちに変わっていきました。そして見事、企業からの内定を手にされました。

診断

広汎性発達障害

進路状況

就学前 小学校 中学校 高校 専門学校・大学 就職
保育園 公立小学校
(普通学級)
特別支援学校中等部 特別支援学校高等部
(普通科)

企業就労
上場企業特例子会社

*イニシャルは本人のプライバシー保護の観点から実名とは異なります。

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